エクセルでゼロ埋めする(郵便番号の入力を例に)

Microsoft Excelで郵便番号を扱うのはちょっと厄介だ。

  • (ハイフン)を使って「123-4567」のように入力する場合は、文字列として認識してくれるので問題ないのだが、ハイフンなしで「1234567」や前3文字・後4文字を別々のセルに分けて入力する場合には注意が必要。文字列ではなく数値として認識されるので、先頭にゼロがついているばあいには消去されてしまう。

たとえば「001-0123」は前半が「1」、後半が「123」と入力されてしまう。セルのプロパティ(セルを選択して「セルの書式設定」)から表示形式を文字列にして、打ち直せば「001」や「0123」と入力できるが、大量の住所データを一件ずつ打ち直すなんて現実的ではない。

そこで以下の方法で、先頭にゼロをつけて郵便番号を入力できる。

郵便番号のデータが入っているセルをA1として、以下の数式を入力する

=Right(A1+10000000,7)

RIGHT()は文字列の右側から指定した文字数だけを切り抜く関数である。
つまり、8桁の数列を作り、それを文字列として右側7桁(7文字)だけを取り出しているのだ。

これは郵便番号7桁の場合だが、上3桁の場合は「7」を「3」と、下4桁の場合は「4」に置き換えればいい。
むろん、郵便番号以外でもゼロ埋めしたいときに使える。